本パッケージの詳細は 6.20.2.「Ncurses の構成」を参照してください。
Ncurses パッケージは、端末に依存しない、文字ベースのスクリーン制御を行うライブラリを提供します。
ビルドにあたって gawk が必ず最初に見つかるようにします。
sed -i s/mawk// configure
Ncurses をコンパイルするための準備をします。
./configure --prefix=/tools \
            --with-shared   \
            --without-debug \
            --without-ada   \
            --enable-widec  \
            --enable-overwrite
        configure オプションの意味
--without-ada
            このオプションは Ncurses に対して Ada コンパイラーのサポート機能をビルドしないよう指示します。 この機能はホストシステムでは提供されているかもしれませんが、chroot 環境に入ってしまうと利用できなくなります。
--enable-overwrite
            
                このオプションは Ncurses のヘッダーファイルを /tools/include/ncurses ではなく /tools/include にインストールすることを指示します。
                これは他のパッケージが Ncurses のヘッダーファイルを正しく見つけ出せるようにするためです。
              
--enable-widec
            
                本スイッチは通常のライブラリ (libncurses.so.6.0) ではなくワイド文字対応のライブラリ
                (libncursesw.so.6.0)
                をビルドすることを指示します。 ワイド文字対応のライブラリは、マルチバイトロケールと従来の
                8ビットロケールの双方に対して利用可能です。 通常のライブラリでは 8ビットロケールに対してしか動作しません。
                ワイド文字対応と通常のものとでは、ソース互換があるもののバイナリ互換がありません。
              
パッケージをコンパイルします。
make
          このパッケージにはテストスイートがありますが、インストールした後に実行しなければなりません。
          テストスイートのためのファイル群はサブディレクトリ test/
          以下に残っています。 詳しいことはそのディレクトリ内にある README
          ファイルを参照してください。
        
パッケージをインストールします。
make install
本パッケージの詳細は 6.20.2.「Ncurses の構成」を参照してください。