特定のオブジェクトクラスのメソッドを実行するには特定のクラスのメソッドにアクセスする場合、そのクラスのポインタでなければ なりません。従ってなんらかの形で、そのクラス型のポインタを取得していなければ なりません。[特定のオブジェクトクラスのポインタを取得するには]の節で クラスポインタ取得を行って下さい。ここではWSClist クラスの addItem() メソッドのアクセスの例を挙げます。 WSClist クラスは、文字列を一覧表示します。
#include "WSClist.h" //WSClist クラスに直接アクセスするので。
...
void some_function(...){
//WSClist クラスの list001 インスタンスの取得
WSCbase* object;
object = (WSCbase*)WSGIappObjectList()->getInstance("WSClist","list001");
//WSClist クラスのポインタの取得と addItem API の実行
WSClist* list = (WSClist*)object->cast("WSClist");
list->addItem("サンプル文字列",0)
まずオブジェクト管理から WSClist クラスの list001 の名称を持つ
オブジェクトを取得しています。WSCbase ポインタで返値されるので、
それを WSClist ポインタにしてから、addItem() メンバ関数にアクセスしています。
また、ソースの先頭には、[クラス名].h (この場合はWSClist.h)
をインクルードしておきます。
Document Release 3.00 For Use with Wide Studio Release 3.00, Summper 2002
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